小児歯科/子供の歯の治療
小さいお子様のいらっしゃるママパパにお知らせ!
当院は平日の9:30~19:00、土曜は17:00までマザーズデイ!
保育士が常駐していますので、安心して治療を受けられます。
ぜひご利用くださいませ。
「小児歯科」といわれる子供の歯科治療って、大人の診療と分け隔てする必要があるのでしょうか?
あるのです。
理由はこうです。
小児歯科の特徴
子供は日々大きくなっています。
同じように顎や歯も成長しているのです。
ということは、「今だけ」を診ればいいのではありません。
成長していく過程と大人になったとき、つまり「これから先」も併せて診ていく必要があります。
「将来困ったことになりそうだ」というところがあれば、口のプロフェッショナルである歯科医師が問題が小さなうちに、ベストな解決方法を提案いたします。
子供を虫歯にしない方法、知ってますか?
- ・口内フローラ:お口の中の「善玉菌」と「悪玉菌」のハナシ、口腔内細菌叢)
- ・ 感染の窓:1歳7か月~2歳7か月のわずか1年の間に、虫歯になるか?ならないか?が決まる?!
という二つのキーワードがあります。
この話は、当院では保護者に必ずするお話です。
「先生にわからないところを聞きそびれた」
「もう一回復習したい」
「ママ友にも教えたい!」
そんなとき、ぜひコチラをご覧ください!
また、長文で読まれづらいかもしれませんが、お子さんのために、ぜひ知っておいてほしいので読んでいただけると幸いです。
虫歯になりやすい人、なりにくい人がいます。子供を虫歯にしない方法、知ってますか?
このように小児歯科の治療は進めていきます
STEP1 診査と診断、レントゲン撮影をする
まず、視診して、レントゲンを撮り「治療計画」を立てます。
その「治療計画」を保護者とお子さまに説明して、どんなお口の状態か?と治療の進め方を「共有」します。
歯医者さんがイヤなお子さまもご安心ください。
例えば、最初は診察台に座る、歯科医師や衛生士、歯医者さんの器具に慣れてから治療を始めます。
STEP2 治療を始めます
お子さまが慣れてきた頃、治療をスタートします。
歯医者さんに対しての「恐怖心」を持たないよう、無痛治療を行っていきます。
子供の頃の歯医者さんとの付き合い方で「もう行きたくない」と思ったら、お子さんにとって人生の大きな損失です。
ですから、むし歯があって治療が必要でも、すぐにむし歯の治療がはじめられないお子さんもいます。できるようになるまで練習です。
実際に、歯医者さんが苦手で、治療が遅れてとても苦労している大人が世の中にはいっぱいいます。
歯医者さんが好きになってくれるよう、治療を進めます。
STEP3 治療終了&モチベーション継続
よく治療がんばりました!
その「ご褒美」としてささやかなプレゼントを差し上げます。
ここから「定期なメンテナンス」を継続するためのスタートラインでもあります。
STEP4 メンテナンスのための「歯医者さん通い」
治療終了と同時に、歯医者さんは「治療するところ」でなくて「歯をツルツルピカピカにするところ」に変身します!
「予防歯科」へステップアップしていきます。
また、お子さまの「お口の状態」や「生活習慣」に合わせて来院間隔を提案いたします。
定期的に歯医者さんに行くことで、虫歯ができたとしても早期発見ができ、麻酔をしなくてもOKな虫歯治療ができます。
併せて「歯磨き指導」もいたします。
「自分で歯を上手に磨ける=自分でお口の状態を気を付ける」ことは、歯だけではなく口から派生する様々な生活習慣病の予防にもなり、間違いなく「一生モノの財産」になります。
では「予防歯科」って具体的には何をするのでしょうか?
予防歯科ってこんなこと、します
歯磨き粉に配合されている「フッ素」。
「フッ素」とはそもそも一体何なのでしょうか?
「フッ素」とは、自然に存在している「歯を強くする物質」です。
「フッ素」を塗ることで、歯が虫歯菌の出す「酸」に強くなり「再石灰化」を促すので、結果的に「虫歯予防」することになるのです。
乳歯や出てきたての永久歯は、虫歯になりやすいのです。
お子様の大事は歯に、定期的にフッ素を塗ることで、虫歯になりずらい歯になります。
注意点
- フッ素を塗布した後30分間は、飲んだり食べたりはお控え下さい。
- 「フッ素を塗ったから100%虫歯にならない」ということはありません。
- フッ素にはすぐには効きません。何回も塗ることで、効果が出てきます。
「シーラント」とは、虫歯になりやすい臼歯に「レジン」という白い材料を使って埋めて、臼歯の歯磨きの負担を軽くする処置のことです。
六歳臼歯など、歯ブラシが行き届きずらい歯に処置します。
子供は「甘いもの」が大好き。
でも、子供が欲しがるまま「甘いもの」をあげれば、虫歯になりやすくなることは確実です。
頭ではわかっていても、ついつい子供が喜ぶ「甘いもの」をあげたくなるのは致し方ないことです。
おじいちゃんおばあちゃんなら、なおさらでしょう。
「甘いもの」は「食べてはいけない」のではありません。
「食べ方」に気をつけることで虫歯になりにくいお口の環境を整えることができます。
では、具体的には、どうしたらいいのでしょうか?
1. 食べる時間を決める
料理人の方には、実は虫歯が多い方が多いのです。
なぜか?
味見をするための、しょっちゅう口の中に物が入っているからです。
そのことからも分かるように「常に食べ物が口の中にある」と「虫歯になりやすい」のです。
なぜ口の中にいつも食べ物があってはいけないのでしょうか?
口の中が「酸性」のままになってしまうからです。
口の中は、普段は「中性」です。
それが食べ物や飲み物が入ることで「酸性」に傾き、歯が溶け出します。
実は、唾液(だえき)の成分が「酸」を中和して、「中性」に戻してくれるのです。
「何も食べない時間」を作ることは、「唾液が役立つ時間を作る」ことでもあるのです。
「歯に優しい食べ方」は、「時間を決めて食べること」です。
2. 甘いものを「食べ過ぎない」
甘いものは口の中を「酸性」にします。
「酸」は「歯」を溶かします。
そんな事言われたら、怖くて甘いものが食べられなくなりますよね。
でも「食べてはいけない」のではないのです。
「これくらいならいいのかな?」と思う量は人によって違います。
「どれくらいならいいの?」遠慮せず気軽に聞いてください。
3.「正しい歯磨き」を行う
大人でも正しき歯磨きできている人は案外少ないもの。
歯みがきのプロフェッショナル、当院の歯科衛生士がお子さまの「歯みがきマスターへの道」へと導きます!
4.よく噛んで食べる
何で「よく噛む事」がいいのでしょうか?
口の中を中性にする「唾液」がいっぱい出ます。
さらには「あごの骨の成長」を促し、永久歯の並ぶスペースを矯正歯科ではなく自前で作れるのです。(ちなみに、骨は刺激を受けることで成長するのです)。
案外知られていない、噛む事の効用がわかりやすく説明されている「ひみこの歯がいーぜ」をぜひご参照ください。」
出典:8020推進財団ホームページ
5.歯医者さんに定期的に来る
歯磨きをしてとれる汚れの割合って、どれくらいだと思いますか?
一生懸命歯磨きしても、歯ブラシで取れる汚れは、何と50%と言われています。
デンタルフロスを使ったとしても100%取ることは残念ながらできません。
自分の口の中は自分では見きれません。
お子さまの歯は、歯のメンテナンスのプロ「歯科衛生士」がよく診てお手入れいたします。
問題がある場合はいち早く察知し、治療をしたり、歯並びで気になることがあればその旨もお伝えします。
もちろん、親御さんが思っているお子さんの歯の心配事の相談にも乗りますので、お話をお聞かせくださいませ。